靴紐縛るから先行ってて

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「女神は二度微笑む」渋谷ユーロスペース ★★★☆☆

「女神は二度微笑む」渋谷ユーロスペース ★★★☆☆

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2015年2月21日公開 映画「女神は二度微笑む」予告編 - YouTube

 

「女神は二度微笑む」 劇場公開日: 2015年2月21日

 

インド映画特有の歌や踊りを封印し、失踪した夫探しのためにインドの大都市コルカタにやってきた女性が過酷な事態に巻き込まれていく姿を、シリアスに描いたインド製サスペンス。2年前、地下鉄で毒ガスによる無差別テロが発生したコルカタに、失踪した夫アルナブを探すためロンドンから単身訪れたヴィディヤ。夫は1カ月前に仕事でコルカタに着任して以来、音信不通になっていた。地元警察の協力も得てアルナブを探すヴィディアだが、宿泊先にも勤務先にも形跡はなく、途方に暮れる。やがて夫と瓜二つのミラン・ダムジという危険人物の存在が浮かび上がり、国家情報局のエージェントも動き出すが……。主演は、2013年・第66回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門審査員も務めた女優のビディヤ・バラン。インドではヒンディー語映画界の祭典フィルムフェア賞で主演女優賞ほか5部門を受賞。ハリウッドリメイク権も獲得された。

 

スタッフ

監督:スジョイ・ゴーシュ

音楽:ビシャール=シェーカル

 

キャスト

ビディヤ・バラン:ヴィディヤ

パラムブラト・チャテルジー:ラナ

ナワーズッディーン・シッディーキー:カーン

 

作品データ

原題:Kahaani

製作年:2012年

製作国:インド

配給:ブロードウェイ

上映時間:123分

オフィシャルサイト:映画「女神は二度微笑む」公式サイト

 

(以上、女神は二度微笑む : 作品情報 - 映画.comより引用)

 

「女神は二度微笑む」 渋谷ユーロスペース

評価:★★★☆☆

 

今月も日曜日が1日だったので、映画館は混んでいましたね。そういう時はオンラインのチケット予約なども微量ですが活用してます。午後から映画ハシゴしてきました。そして、3月からこんなキャンペーンも始まりました。

 

ハシゴ1本目は「女神は二度微笑む」です。この映画を知った切っ掛けはこのツイートでした。

 鈴木おさむさんをフォローしておらず誰かのRTで目に入ったので説得力は倍。

初めてユーロスペース行きました。初めてのインド映画でした。

インド映画といえばのダンスが有るか無いかではなく、観た多くの人が言う「張り巡られた伏線」や「どんでん返し」などの言葉に惹かれました。

 

まんまと騙されました。何回も騙されました。こんな感じでした。

「 ほうほう、ほうほう、えー!そういうことか。どおりでな。

  ふむふむ、ふむふむ、おっ、、

  ええええええええええええええええ!!!! 」

分かりにくいでしょうか。ただその最後のどんでん返し、オチと言いましょうか、笑っちゃいました。コントのよう。灯台下暗し!そこに疑いの目を向けてはいなかった!結末までに見破れる人なんているのでしょうか。

 

ダンスはありませんでしたが、新鮮な演出はありました。ラナ(パラムブラト・チャテルジー)がヴィディヤ(ビディヤ・バラン)に見惚れ、そこからBGMが大きくなりイメージビデオのようになった演出、インド映画ではあるあるなのでしょうか。

それ要る?みたいな無駄なカットがあったようにも思えました。

一番気になったのは、凄く良いシーンで黒画面に切り替わり「Intermission」と表示され、再びそのシーンが始まったのです。CMが入ったように。意味不明で困惑しました。後々調べたところ、インドでは映画の途中でIntermission=休憩することがあるそうです。それを日本公開用に編集したのであのようになったのではないかと推測。

新鮮な演出、疑わしい演出もありましたが、全ては「これがインド映画か」と初体験ならではの肯定ができました。

 

以下ネタバレします。

 

理解できない細かな部分もありましたが深く考えずに観ました。全体像は掴めました。入り組んだ複雑な物語はちょっと苦手です。

悲惨な地下鉄毒ガス事件から2年後、妊婦のヴィディヤは行方不明の夫アルナブを探しに1ヶ月前に出張に来ていたコルカタへ。警官ラナの協力の下、宿泊していたホテル、出張先の会社、かつて通っていた郊外の学校や親戚の家を当たるも、「知らない」「そんな人はいない」と。

しかし、アルナブに瓜二つの人物ミラン・ダームジーという人物の存在が浮上。この人物、2年前の地下鉄毒ガス事件の未逮捕の主犯。夫アルナブが巻き込まれたのではないかと考え、情報を持つと思われるアルナブへの接触を試みる。新たに捜査に加わった国家情報局も警察も、ヴィディヤへの協力という名目で実質はミラン逮捕の大手柄を得るのが目的であった。ヴィディヤは利用されていた。

ヴィディヤの信用を失ったラナは赤と白のサリーをプレゼント。改めて捜査を進め、ついにミランと接触。妊娠したお腹を蹴られ銃口を向けられたヴィディヤは服に手を入れ、膨らんだお腹を取り出した。お腹に詰め物を入れ、妊婦を演じていたのである。呆気にとられたミランの隙を突き、詰めていたお腹で拳銃を弾き、ヘアピンで足と首を刺し、奪った拳銃を発砲。警察や国家情報局の捜査協力を利用し、ミランを殺したのだ。

夫アルナブは2年前の地下鉄毒ガス事件を防ごうとし巻き込まれ死亡した。妊娠していたヴィディヤはショックで倒れ、同時にお腹の子供も失った。

 

その悲しみ、苦しみ、恨みから、犯人を殺すためコルカタへやってきたのだった。妊婦を演じ、失った子供と共にあるように。利用されていたのではなく、利用したのだ。

 

「ゴーン・ガール」といい「女神は二度微笑む」といい、女性の頭の良さ、怖さを痛感する映画でした。その行動は全て意味が伴ってのことです。心は人を動かし、物語(Kahaani)を作るのです。