靴紐縛るから先行ってて

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「きっと、星のせいじゃない。」新宿バルト9 ★★★☆☆

「きっと、星のせいじゃない。」新宿バルト9 ★★★☆ 

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『きっと、星のせいじゃない。』予告編(60秒) - YouTube

 

「きっと、星のせいじゃない。」 劇場公開日 :2015年2月20日

 

不治の病にかかった若い男女の恋を描いた全米ベストセラー小説「さよならを待つふたりのために」(岩波書店刊)を、「ファミリー・ツリー」「ダイバージェント」のシャイリーン・ウッドリー主演で映画化し、全米で大ヒットを記録した青春映画。脚本を「(500)日のサマー」も手がけたスコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーが担当。末期のガン患者で酸素ボンベが手放せない少女ヘイゼルは、両親に言われて嫌々ながら参加したガン患者の集会で、片脚を切断して骨肉腫を克服した青年ガスと出会う。ガスは独自の感性をもったヘイゼルに恋をするが、ヘイゼルは相手を傷つけることを恐れて距離を置こうとする。しかし、大好きな作家の話題がきっかけで2人は距離を縮めていき、その作家に会うためオランダへ旅立つ。そして旅の最終日、ガスはヘイゼルに重大な事実を打ち明ける。

 

スタッフ

監督:ジョシュ・ブーン

製作:ウィク・ゴッドフリー

   マーティ・ボーウェン

製作総指揮:ミシェル・インペラート・スタービル

      アイザック・クラウスナー

 

キャスト

シャイリーン・ウッドリー:ヘイゼル・グレース・ランカスター

アンセル・エルゴート:オーガスタ・ウォーターズ

ローラ・ダーン:フラニー

ナット・ウルフ:アイザック

サム・トラメル:マイケル

 

作品データ

原題:The Fault in Our Stars

製作年:2014年

製作国:アメリカ

配給:20世紀フォックス映画

上映時間:126分

映倫区分:PG12

オフィシャルサイト:映画「きっと、星のせいじゃない。」公式サイト

 

(以上、きっと、星のせいじゃない。 : 作品情報 - 映画.comより引用)

 

「きっと星のせいじゃない。」 新宿バルト9

評価:★★★☆ 

 

映画の日の映画ハシゴ2本目は「きっと、星のせいじゃない。」です。予めKINEZOでチケットを予約。ここ1ヶ月くらいサントラを聴いて音楽の予習はしました。Ed Sheeran、Jake Bugg、GROUPLOVE、若いミュージシャンばかりです。

きっと、星のせいじゃない。

きっと、星のせいじゃない。

  • アーティスト: サントラ,ザ・レディオ・デプト,アファシ&フィルスィ,レイ・ラモンターニュ,バーディー,リッキ・リー,M83,バーディー&ジェイムズ・ヤング,エド・シーラン,ジェイク・バグ,グループラヴ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/01/28
  • メディア: CD
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 この映画のターゲットは若年層なんですね。アメリカでの映画公開イベント「The Fault In Our Stars Live Stream Event」の模様からもそれが伝わります。


The Fault In Our Stars Live Stream Event [ On Demand ...

日本でもGirlsAwardとタイアップの試写イベントもあり、TVスポットも玉城ティナさん出演でした。あっ、日本語版テーマソングもAAAでしたね。


『きっと、星のせいじゃない。』プレミア試写会にラブリ、ダレノガレ明美、玉城ティナら登場! | ダ・ヴィンチニュース

ってことで、何だかテラスハウス臭と言いましょうか、リア充向けな匂いもしましたが、脚本が「(500)日のサマー」と同様スコット・ノイスタッターとマイケル・H・ウェバーに寄るものだということが決め手で期待して観ました。

 

ヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)とオーガスタ(アンセル・エルゴート)、

2人とも自分の病を受け入れていることは同じ。しかし、人間のタイプというか性格が全く違うのです。

それは予告にもある会話からも分かります。

  オーガスタ 「 君の話を聞かせて。 」

  ヘイゼル  「 私は13歳の時に発症… 」

  オーガスタ 「 いや違う、君自信の話だ。 」

病気がどうこうではなく、君の好きな色、君の好きな食べ物、君自身のことが知りたいという気持ち。そんなで前向きで明るいオーガスタに対し、後ろ向き…というか現実的なヘイゼル。どうせ近いうち死ぬし…と。

しかし、ヘイゼルはオーガスタとの出会いで変わります。おそらく初めての恋でしょうか。2人の恋模様は、普通の男女の恋愛となんら変わりません。特に恋をしたヘイゼルが携帯の着信を期待しそわそわするシーンは非常に可愛らしいです。2人が結ばれるベッドシーンも愛くるしく笑えます。

 

笑えるシーンが結構多く、特にオーガスタの親友アイザック(ナット・ウルフ)の存在が大きく、自虐ネタが面白いです。病人の自虐ネタって、もう何も言えないですから。

 

痛々しい映画ではありません。清々しい映画です。

 

以下ネタバレします。

 

末期のガンのヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)は、テレビを見て、通院して、3種類の抗がん剤を投与する、この繰り返しの毎日。母親の勧めで嫌々参加したがん患者の集会で、片脚を切断して骨肉腫を克服したオーガスタに出会います。2人はドライブしたり、家に行ったり、本を貸したり、公園に行ったり、仲を深めます。しかし、オーガスタはヘイゼルを恋人と思っていても、ヘイゼルからするとオーガスタはただの友達。私を好きになってくれても、私が死んだ時にあなたを傷つけてしまう、「私は爆弾」という思いから、本当の気持ちを抑えて「友達」としているのです。それでも、君に傷つけられるなら本望、君がどれだけ俺を避けようとも君を愛している、とヘイゼルを愛し続けるオーガスタ。オーガスタのヘイゼルを喜ばせたいという思いから、ヘイゼルの好きな作家ピーター・ヴァン・ホーテンに小説の結末を聞く為、アムステルダムへ向かうのです。しかし、実際に会ってみたヴァン・ホーテンは最悪。呑んだくれ、部屋は散らかり、意味不明な音楽を流し、関係のない話をする。痺れを切らした2人はその場を後に。お詫びの印に秘書が「アンネ・フランクの家」を案内してくれます。ヘイゼルには厳しい急な階段が続く博物館の最上階で2人はキスをし、その夜2人は結ばれます。最終日、オーガスタはがんが全身に転移していたことを告白。帰国後、容態が悪化し、戻らぬ人に。葬儀にはヴァン・ホーテンが現れ、手紙を。それは、オーガスタがヴァン・ホーテンに添削を依頼していたヘイゼルの葬儀で読むスピーチ文だったのです。

 

アイザックを振った彼女の家にアイザッとヘイゼルとオーガスタで卵を投げつけるシーンでの、

  「 俺たち3人合わせて眼が4つ、脚は5本で、肺は2個と半分! 」

ってセリフが凄かった。なんてシニカルな。

両目を失明したアイザックの存在が大きくて、悪口を言われた際に「おい!目は見えないけど、耳は聞こえる!」なんて。映画が重くならないひとつの要因でした。 

 

「(500)日のサマー」のように面白い映像効果は無く…、そうですよね、単に脚本が同じ方ってだけですもんね。LINEの画面のようにメールの内容が交互に吹き出しとして浮かび上がるのは今っぽかった。 

 

2人が仲を深めたきっかけは本を貸し合ったこと。ヘイゼルがオーガスタに貸した「大いなる痛み」という本。中途半端なこの本の結末を、アムステルダムでヴァン・ホーテンは教えてくれなかった。しかし、オーガスタの葬儀の日、「大いなる痛み」は、病気で亡くした娘のことの書いたものだと打ち明けた。娘は戻らないが、結末を書くと、本当に娘を失ってしまうという感情からだろうか。

 

近い死を受け入れて毎日を大切に楽しく生きるって大変だと思う。

そう考えると健康に生きる私が毎日を大切に生きないってのはおかしなこと。

明日を、明後日を大切に楽しく生きたいと思う。

Okay!