靴紐縛るから先行ってて

映画を見て思ったことを書いています

「ソーシャル・ネットワーク」DVD ★★★☆☆

ソーシャル・ネットワーク」DVD ★★★☆☆

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映画『ソーシャル・ネットワーク』予告編 - YouTube

ソーシャル・ネットワーク」 劇場公開日:2011年1月15日

 

世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。共演にジャスティン・ティンバーレイク、新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドら。

 

スタッフ

監督:デビッド・フィンチャー

脚本:アーロン・ソーキン

製作:スコット・ルーディン
   マイケル・デ・ルカ
   シーン・チャフィン

 

キャスト
ジェシー・アイゼンバーグマーク・ザッカーバーグ

アンドリュー・ガーフィールド:エドゥアルド・サベリン

ジャスティン・ティンバーレイク:ショーン・パーカー

ジョセフ・マッゼロ:ダスティン・モスコヴィッツ

ルーニー・マーラ:エリカ

 

作品データ

原題:The Social Network

製作年:2010年

製作国:アメリカ

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

上映時間:120分

映倫区分:PG12

オフィシャルサイト:ソーシャル・ネットワーク|2011.5.25 Blu-ray&DVD Release


受賞歴

第35回 日本アカデミー賞(2012年)

第83回 アカデミー賞(2011年)

第68回 ゴールデングローブ賞(2011年)

 

(以上、ソーシャル・ネットワーク : 作品情報 - 映画.comより引用)

 「ソーシャル・ネットワーク」DVD

評価:★★★☆☆

 

公開時の2011年、大学生の時に、今は無き吉祥寺バウスシアターで観劇したことを思い出しました。

当時も現在もフェイスブック非ユーザーですが、マーク・ザッカーバーグには興味がありました。

当時の感想は、

  裁判が主軸になっているので難しい

  しかし、ザッカーバーグは天才

  (劇中に度々登場する)ハイネケンビールかっこいい

そして、帰宅後に判明したことが。

ボート部の双子ウィンクルボス兄弟の顔はCG処理されたものでした。

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俳優アーミー・ハマーの顔を貼り付けて使用、つまり双子の両人ともが顔はアーミー・ハマー。通りでそっくりな訳。

videos.nymag.com

 

そして先日改めてDVDで見返すまで気づきませんでしたが、ビールの銘柄はハイネケンではなく、「Tuttle's Beer Light」という架空のメーカーでした。

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飲み物関連でいうと、ザッカーバーグはMountain Dewもよく飲んでいました。

 

どこまで本物をなぞっているかは分かりませんが、町山さんによると「ソーシャル・ネットワークはドキュメンタリーではなくてドラマ」とのこと。

togetter.com

実際に軽度のアスペルガー症候群ではあるらしいが、ザッカーバーグのコミュニケーション不得意さも誇張描写し、彼女と上手くいっている模様も省いていると。

でもそういった欠点がある方が、天才感はよりでますよね。実際に天才ですが。

コミュ障、性格悪い、視聴者からすると天才の根拠を感じ、好感も持てます。

  自分はボート部じゃない

  ファイナルクラブに入りたい

  フッた女を見返したい

  友人がファイナルクラブに入った

フェイスブック」創設の根底にはそんな嫉妬心がありますね。

 

クラブとは何だ?そう思いました。

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このシーンからだとヤリサーみたいなイメージしか沸きません。ありましたね、日本でも早稲田大学スーパーフリーとか、そんなのではないと思い、調べてみました。

実際に入会(しようと?)した日本人の方のブログからすると思ったより健全そう。

hsr.hitomedia.jp

活動内容は不明だが、日本でいうならば学生団体のようなものなのでしょうか。
でも、ヤリサー的な部分もあるようです。

フラタニティー(fraternity)とは、簡単に言えば、米国の大学にある男子学生限定の社交クラブのことです。反対に、女子学生限定の社交クラブを、ソロリティー(sorority)といいます。日本の大学にはこれに相当する団体がないので、ただの学生同士の交友団体がなぜ「秘密結社」なんて呼ばれるのか、いまいちピンとこないかもしれません。

 

でもこうしたクラブのほとんどは、とても排他的(exclusive)で、入会できるのはスポーツや学業に秀でていたり、親の七光りがあったりと、エリート大学の中でもごく一握りの学生だけです。そして記事中でも紹介されているように、クラブの内部ではさまざまな謎の儀式が行われ、政界や金融界の実力者とのパイプも強いとされています。

 

秘密結社めいたフラタニティーとしては上記のイェール大学のスカル・アンド・ボーンズがとりわけ有名ですが、ほかにも、プリンストン大学には「アイヴィー・クラブ」があり、コーネル大学には「クウィル・アンド・ダガー」があり、オックスフォード大学には「グリディロン・クラブ」があり、ケンブリッジ大学には「ピット・クラブ」といった有名なクラブがあります。どこの大学でもクラブへのメンバーシップは、すなわちエリートの近道となっているようです。

 

ちなみに、ハーバード大学にはフラタニティーとは別に、男子学生限定の「ファイナル・クラブ」というのが存在します。「人生の最後に入るクラブ」という意味で、そう名づけられたのだとか。

 

映画『ソーシャル・ネットワーク』を観た方は覚えているかもしれませんが、冒頭部分で主人公のマーク・ザッカーバーグがどうすれば入会できるのかと恋人に相談を持ちかけるのが、このファイナル・クラブです。

 

ハーバードには、現在8つのファイナル・クラブがあり、有名なクラブに「ポーセリアン」や「フェニックス」があります。「ポーセリアン」はセオドア・ルーズベルト大統領などを輩出したクラブで、ファイナル・クラブの中でも最も入会するのが難しいとされています。

 

映画では、ザッカーバーグのファイナル・クラブへのあこがれが、「排他的」なネットワークであるフェイスブックを生み出したというふうに描かれていました。「排他的」とは、つまりフェイスブックが当初ハーバード大学の学生のみを対象として、誰でもメンバーになれるわけではなかったという意味です。自分がファイナル・クラブへ招待されなかった怒りやうっぷんが、フェイスブック設立の原動力となったというのです。

 

ファイナル・クラブへの入会資格を持つのは大学2年生と3年生で、毎年10月ころになると各クラブが勧誘活動を行います。クラブからイベントへ招待されることを「パンチ(punch)」と言います。学生のあいだでは「ポーセリアンからパンチされた(I got punched by the Porc.)」などといったふうに使われます。

 

候補者は招待されたイベントでスピーチをしたり、メンバーと交流したり、あるいは「真夜中に全裸でキャンパスを走れ」など変な“テスト”を課され、それを突破して認められれば、晴れて新メンバーとなるのです。クラブのメンバーは同じ寮で寝食をともにし、“同志”としての絆を深めていきます。メンバーでない男子学生は一般に建物内に入ることも許されないようですが、女子学生は彼らが主催するパーティーに招待されるので、彼らと交流するのはそれほど難しくないようです。

 

もっとも、ファイナル・クラブの主催するパーティーでは女子学生への暴行事件も過去に起きているようで、たびたび問題になっています。それでも、ファイナル・クラブは大学非公認の「私的団体」であるため、こうした学生たちの行動を取り締まることは容易でないようです。

 

「ファイナル・クラブ」に入れなかったザッカーバーグ « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ) より引用

 

話は変わって、好きなシーンは、

冒頭、彼女にフラれたバーから小走りでハーバード大学の寮へ帰る冒頭のシーン。

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美しくもあり、でも暗く、おどろおどろしくもあります。

 

町山さんの、「コミュニケーション障害の主人公がネットコミュニケーションを創造したという皮肉な物語」という言葉が、響きます。

 

最後に、新人弁護士アメリア・リッターを演じたダコタ・ジョンソンがものまね芸人のミラクルひかるに似ていると思いました。

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